20分で描く!簡単な人物スケッチ
20分で描くのを目的とした、人物画のスケッチ練習方法です。
このトレーニングは、水彩やアクリル画、油絵での作画にも大いに役立つ基礎練習法にもなります。
鉛筆で心の趣くままにクロッキーするラフな素描は、上手く表現できる様になると一気にオシャレになります。
似顔絵とあまり変わらない価格にてご提供できるのもおすすめです。
ラフな素描も、
そのラフ感を上手く表現できる様になると
一気にお洒落になります!
種類は?|人物スケッチの練習方法
目的別に4つのタイプ!
今回の記事ではスケッチと称していますが、クロッキーからデッサン迄それぞれに目的があります。
個人的に以下の様に目的別に使い分けています。参考にして下さい。
1分程度の時間内で描く事が多く、
直感的で効果的なラインを探すのが目的になります。
ここで意識すべきは、手を伸びやかに動かすこと。
手の動きを意識すると活き活きとしたラインが生まれます。
私の場合は、10分程度の時間で、主に線を使って描きます。
目的としては、形を正確につかむ、効果的な構図や見せ方を探すなどです。
個人的にはこの練習がトレーニングとしては一番おすすめです。
短時間で試行錯誤する中で、形の正確性と共に陰影に関する感覚も身に付くからです。
20分程度の時間を使って、形を取る事に加えて、陰影を付ける作業を加えます。
陰影は線を描くのと並行してでも構いませんし、先に陰影を付けたのちに線を描くなども可能です。
陰影を付ける事で、一気に作品としてのクオリティが上がります。
形、陰影の両方での正確性に加えて、ディテールまでを効果的に描くものです。
私の場合は、最低でも数時間はかかるイメージです。
鉛筆デッサンと木炭デッサン、ペン画では風合いが全く違うものになります。
人物スケッチ|練習のコツ
練習のポイント
今回の記事で取り上げる作品は、ディテールを描く前の段階です。
10分~20分という時間を意識して何枚も練習します。
似せるなどの繊細な作業は一旦置いて、技術的な事もあまり気にせずに、直感で描くのもおすすめです。
細かい点を気にせずに、練習して下さい。
スケッチの方法
こちらの数点の作品は、
スケッチの主線に10分、陰影を付けるのに10分、合計で20分の作品です。
実際は内容によって20分を超える場合もありますが、概ねその辺りの時間を意識しています。
こちらの主線は鉛筆を立てて描いています。
また、最初に線のみで描いたものを、後から陰影を付けています。
この様に、10分スケッチをした後に、改めて10分で陰影を付けるのも有効な練習方法です。
同様に、発見や気になったポイントなどがあれば、時間を気にせずにしっかりと追及するのも大切です。
その他、ディテールはポイントだけ抑えれば良いといった作品トータルとしてのバランスも学べます。
お客様を描く場合は?
細かい構図や特徴をしっかりと事前に確認しつつの準備だけでも1時間はかかります。
また、モデルに似せて描くために、正確さも要求されるので、
そこをしっかりと抑えて、などの理由があります。
一見、ラフに描いているような場合でも、慎重に筆を進める必要があるのです。
更にそこからディテールを描き込んでいくのにも相当な時間がかかります。
その意味では、この段階の表現方法でも、ドローイングではなく、デッサンと言ってよいでしょう。
いずれにせよ、ラフさとディテール、正確さといった
トータルの完成度をお届けする為には、練習しかありません。
全ては練習の集積として、最高の形でお客様をお描きする為です。
学んだ経験がお客様の絵につながるのです。
鉛筆デッサン・ドローイング
女性の鉛筆スケッチデッサン作品
こちらの作品は、20分以上位かかっています。
また、練習作品といえども、時には60分以上という作品も多いです。
この作品の中には、形を取る行程と、陰影を付ける行程の両方入っています。
因みにこちらの作品などは、木炭紙に乗せた様な趣きがあります。
この感じを出すには、
木炭で描く場合と同様に水彩紙や木炭紙に対し、鉛筆の腹で描く技法を使います。
面でとらえるため、綺麗に塗ったりグラデーションを作ることがやり易い技法です。
この作品などはもう少し丁寧に作画すれば、しっかりとした作品レベルになるかと思います。
ちなみに私の好きな描き方の一つでもあります。
ペン画によるドローイング練習
作品練習のポイントと技法
ボールペンは線がハッキリと出るのでそこは難しいですが、
鉛筆と比べると原画の雰囲気は硬質で迫力があります個人的にも好きなタッチの一つです。
ペン画も実際は比較的早く描ける点もいいです。
この作品は1時間程度でしょうか・・習作としては、概ねこの位の時間になります。
背景と言いますか、紙は白ではなく、模様が付いたものを選びました。
若干、線が汚くなりましたが、原画のほうが線の汚い感じは目立ちませんでした。
ペン画も好きなので、これらも日々のトレーニングの日課にしていきたいと思います。
ボールペンの種類など
一時期、ボールペンの練習してた時に、色々なタイプのボールペンを試しました。
ボールペンでよくあるのが、ダマになって紙を汚すことです。
そうなりやすいペンもありますが、基本的には注意して定期的に先端を拭くようにしましょう。
万年筆に近いタイプのインク系のものは、
線自体に味わいがあって、一番好きでしたが、扱いも一番難しかったですね。
線の強弱は出るのですが、乾燥が遅いので、汚したりするリスクがあります。
ペンの色によっても違いがあります。
青系とか茶系、黒もインク系は説得力がありますね。
ペン画は、黒が濃い分、独特の迫力も出ます。
また質感で言うと、
ボールペンも、光沢のあるものから、乾くとマットになるものまであります。
ボールペンのいわゆるテカテカしたのが無くてマットに仕上がるものが個人的には好みです。
線の太いの細いのも、予めペンの種類で選べます。
例えば、太いのでザクザクと描く部分とかあると玄人っぽくなりますし、
細いものでディテールを追うなども出来ます。
まとめ|20分で描く!効果的スケッチ練習
練習方法のまとめ1
顔だけでなく、クロッキーの延長上として身体を加えた練習が効果的です。シチュエーションありの作品イメージです。これに風景を加えたり、脳内で人物その他を自在に組み合わせてアウトプット出来る様に訓練しましょう。併せて絵のタッチに関しても工夫しましょう。
例えば好きなペンや使い方など、いくつか自分に合ったものを絞って、楽しみながら継続して練習するのが大切です。特に私は元々似顔絵を始める前からある程度の技術レベルはありましたので、ちょっと頑張ったくらいでは、そこからすぐには目に見えて上手くなどなりません!
私が目指すのはファイン系のアート作家としても圧倒的に高い技術力です。その意味でもこの練習は、水彩やアクリル画、油絵での基礎練習としても大変効果のある練習法です!
ちなみに、今回のモデルは適当にネットで拾った画像ですが、無意識にでも好みの画像を選択しています。そこも今後の作画傾向の参考にしたいと思います。特にクロッキーは比較的簡単に練習出来ます。今後も練習の基盤として日々続けていきましょう!
練習方法のまとめ2
こういったラフなタッチの習作風のものでも、ちょっとオシャレな額に入れて飾ると惚れ惚れする様なアート作品になります。個人的に私自身がこういう趣が好きなのもあります。お客様にとっても、日々飾るには、あまり格調が高いものよりも生活に寄り添ったテイストが実はむしろ好まれるのではないでしょうか。
世界中を見ても、似顔絵が専門の方であまりこういったクロッキーを得意とする人がいません。一方で例えばリトグラフなどの印刷であっても格好の良いドローイングなどは、非常に高価であります。私の作品も、短時間のドローイングであれば似顔絵と変わらない価格にてご提供できると思います。
また、私の場合は、お客様からご依頼いただいたモデルの方をお描きできます。お客様専用のオリジナル作品が作成出来ますので、ここも私の強みかなと考えております。
オリジナル作品は、様々な良い作品の要素を試して取り入れつつ、見せ方にまでこだわるのが大切です。
オリジナルのアート作品が似顔絵同様に皆様の生活に取り入れて頂ける様になると非常に嬉しいです。
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