似顔絵のご注文に関して

誇張する似顔絵の描き方|写真みたいにリアルなタッチ

誇張・デフォルメする似顔絵|写真みたい誇張・デフォルメする似顔絵|写真みたいにリアル
誇張する似顔絵の描き方|写真みたいなタッチ

誇張する似顔絵の描き方|写真みたいにリアルなタッチ

誇張する似顔絵の描き方|写真みたいにリアル!

制作プラン

写真みたい!と驚かれるリアルな似顔絵描き方があります。
 
当スタジオの肖像画制作プランの「写実タッチ」での描き方となります。
 
写実タッチの似顔絵は、デジタルペイントでの作画となりますが
カリカチュア特有の誇張する表現にも向いています。

誇張とデフォルメは違うの?

カリカチュアという似顔絵を説明する際に、私自身も分かりやすい様に、
誇張・デフォルメという感じで割とワンセットで使っていますが、厳密にはちょっと違います。
 
デフォルメ:対象の形態を意識的に変形すること
誇張:実際よりも大げさに表現すること

 
カリカチュアという似顔絵は、特徴を大げさに表現すると同時に
特徴として目立たない部分は逆に目立たなくしたり、時に省略もしたります。
 
なので、意味合いとしては「誇張する似顔絵」というニュアンスの方が近いようです。
「デフォルメ」は変形なので、間違った誇張になり兼ねない印象を受けます。
 
その意味だけで言うと
「デフォルメ」と「デタラメ」のいう言葉の響きが似ているのもあながち間違ってない気もしてきます。

作品例|誇張する似顔絵の描き方

誇張する似顔絵1
誇張する似顔絵1
誇張する似顔絵2
誇張する似顔絵2

こちらの2作品は、共にハリウッド女優、2014年の作品です。
 
ジュディ・デンチ(Judi Dench)
エリザベス・モス(Elisabeth Moss)です。
 
この2作品の似顔絵の描き方、作画行程を紹介します。

制作過程の動画

併せて2017年に作った作画行程の動画です。
静止画による1分にも満たない簡単な動画ですが参考にして下さい。
 
※動画再生時は、音楽が流れますのでボリュームにご注意ください!

制作過程は油絵肖像画と同じ

誇張する似顔絵リアルタッチ制作過程
誇張する似顔絵リアルタッチ制作過程

動画が分かり辛かったかもしれませんが、
この描き方の場合、最初にモノクロで形を作ります。
 
油絵の技法でいう、グリザイユ(白黒)
またはカマイユ(こげ茶色などを使用)
という技法と同じです。
 
着彩も油絵同様に、
この下地に対して薄い透明色を重ねていく感じの行程を踏んでいきます。
 
デジタル作品なので、ペイントソフト
(この時はPhotoshopを使用)で、レイヤーを重ねて調節します。
 
そして最後は、不透明色を載せてディテールまでを完成させます。

 
尚、この作品はグリザイユの段階でディテールまで丁寧に追ってますが、
私個人は通常はこの行程を飛ばしてダイレクトに色を乗せていくのが好みです。
 
動画で見ると、もう一つの作品はこの行程が大雑把です。
少し慣れてきたので、時間短縮を狙い省略した形です。
 
しかし確実にこのタッチで描く場合は、
やはり最初のグリザイユをしっかりとすることが肝心になります。

作画行程を比較|誇張する似顔絵の描き方

その他の誇張した似顔絵作品1

こちらのモデルは、映画監督のマーティン・スコセッシ氏です。
 
この似顔絵も先程と同じ行程で描いています。
並べて比較すると描き方の段階で最初のグリザイユの重要性がよく分かるかと思います。
 

誇張する似顔絵リアルタッチ制作過程
誇張する似顔絵リアルタッチ制作過程2
写真から写実タッチのリアルなカリカチュア似顔絵、肖像画タッチの作品例1
写実タッチのリアルな肖像画作品例

誇張する場合の考え方

描き方の説明が一通り終わりましたので、誇張についても少し触れておきます。
 
最初にお話した通り、カリカチュアという似顔絵は、
「特徴を大げさに表現する」と同時に、特徴として目立たない部分は逆に目立たなくしたり、時に省略もしたります。
 
こちらの作品の場合は、恐らくジャガイモの様な鼻が一番に目に入るかと思います。
西洋人は高い傾向がありますが、ドン!と前に出た感じに誇張しました。
 
ただ、このモデル、マーティン・スコセッシ監督の場合は
あまりやり過ぎると逆に似てなくなると判断し、この程度に留めています。
 
誇張はアーティストの個性が出ますので、もっともっと誇張やデフォルメしてインパクトを出す方もいますが、私の場合はこの程度の誇張に留める事が多いです。
 
誇張した部分があると、引く部分が出てくるわけですが、
例えば鼻で口が隠れていたりするのもある意味引き算の誇張と言えます。
 
その他、身体を小さく描いたりと言うのも、似顔絵では一般的な表現になります。
逆に身体のサイズをしっかりと描くだけでも一気に肖像画っぽいテイストになる事があります。

似せるためのコツ|誇張する似顔絵の描き方

その他の誇張した似顔絵作品2

モデルは、ハリウッドスターのマットデイモンと、伊東四朗さんです。
 
マットデイモンは、縦長の顔にして、パーツ全体を中央にギュッと詰め込んだ感じにしました。
 
伊東四朗さんは、顔というよりは、身体を2頭身以下にしてチビキャラ風にコミカルに描いてみました。
こちらは誇張というよりは、デフォルメと言った方がいいかもしれませんね。
 

誇張する似顔絵の描き方
誇張する似顔絵の描き方4
伊東四朗さんの似顔絵
伊東四朗さんの似顔絵

似せるためのコツ・練習方法

誇張する場合のポイントとして、あまり正確に描こうとしない事も大切です。
 
どちらかと言えば「印象」を描く感じになります。
 
似せるための練習方法としては、紙を9分割とかの小さな升目状にして、
写真で良いので、鉛筆で一人につき10秒~30秒程度で次々と描いていくのも良い練習になります。
 
更に誇張に関しての練習方法として、
モデルの顔を分析して、誇張する部分を3か所、逆に目立たなくする部分も3か所
それぞれに優先順位を付けて、そのデータを基に描くのが良い訓練になります。
 
似せる技術に関しましては、正解は無い上に非常に奥深く、簡単に説明は出来ないのですが、
同じ系統の顔・・例えば、猫っぽいとか、顔が長いとか丸いとか童顔とか・・
 
その様に印象をカテゴリーで明快に区別して、
その特徴を多少おおげさに描くだけでも随分と似てくると思います。
 
以上、簡単ではありますが参考にして下さい。

写真の様にリアルな似顔絵のご注文

このタッチをご希望の場合は「写実タッチ」となります。
プラン詳細についてはこちらの関連記事でご確認の上、ご依頼またはお問い合わせ下さい。

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