ペットの肖像画|毛の違いを描き分ける
ペットの肖像画|毛の違いを描き分ける
この記事では写真の様にリアルな仕上がりの【ペットの肖像画】にて髪の毛をテーマに習作を紹介しています。
ペットの似顔絵・カリカチュア・肖像画をご検討の際の参考にして頂ければと思います。
別々のお写真から1枚の絵に!
ペットの肖像画をご注文の際は、ペットだけというケースも多いですが、
一番人気は飼い主さんとペットを一緒にお描きする似顔絵・肖像画かもしれません。
別々のお写真から一枚の作品に出来ます。
是非、ご家族とペット、ペット同士の組み合わせなどもご検討下さい。
デジタルで描くペットの肖像画作品は大変リアルな仕上がりが特徴です。
私のオリジナルの画風の中でも評判の良い、プレゼントにも人気のペットの肖像画です。
写実タッチで描くペットの肖像画
デジタルペイントで描く非常にリアルな仕上がりのペット肖像画ですが、
ペットの中でも特に、描く事が多い上に、種類によって大きく違いがあるのがワンちゃんです。
特に毛の長さや髪質などが、犬種によってもまちまちな上に、色も違いますので
その辺りを意識した習作となります。
因みにプランとしては『肖像画制作』の中の『写実タッチ』になります。
プレゼントにも、ご自身で飾るにも、他では手に入らないクオリティのペット肖像画です。
ペットの肖像画|毛の違いで習作1
次の3作品は、2016年頃の練習作品です。
毛の質感や長さ、ボリュームなどを意識しながら、それぞれに目的を持って練習しています。
制作のポイント
この作品は、若干、身体の部分をユーモラスに誇張したカリカチュアスタイルのテイストを入れています。
デジタルペイントではもっと写真に近いテイストにも仕上げられますが、
この作品では似顔絵に近い可愛さを意識しています。
ディテールにとらわれない
ディテールにとらわれずに全体を大きく捉えて形を作っていく方が、仕上がりが綺麗になります。
プレゼントにも喜ばれる可愛い感じを引き出しつつ、
大きく捉えてシンプルさを残しつつ作画する、というイメージです。
本来なら、ここから更にディテールを重ねていき、
写真の様にリアルなクオリティに仕上げていきますが、こちらはあくまでも目的別の習作です。
あまり、完成度にこだわらずにこの辺りで一旦終了です。
ペットの肖像画|毛の違いで習作2
次の作品は、とにかく毛が多いオールドイングリッシュシープドックです。
最初のサンプル作品と同じ様に課題を持って練習しています。
ポイント1|構造の話
大事なのは、長い毛に隠れている、その中の構造をしっかりと把握してあげる事です。
そして、この絵はそのための練習としました。
先程の作品と違い、敢えて形のわかり辛いモチーフを選んだのは、
私の頭の中でしっかりと構造を捉えるための訓練としたかったからです。
ポイント2|色の話
こちらの犬の様に、白い毛のペットの場合は、石膏デッサンでの訓練の経験が活きてきます。
白さを表現のポイントは、暗い部分にしっかりと陰影を付けていくことです。
形・・構造をしっかりと把握するために、基本的には油絵などでよく使う手法、
最初にモノトーンで描いてからグレーズという技法を使って「形重視」で進めています。
色の白さも意識しつつ、同時に構造に気を配るイメージです。
その両方を表現する必要がある為、非常に難しい部類の表現になるかと思います。
本来であればこの後、表面の長い毛は、
構造をしっかりと描いた後に、何層にも薄く色を重ねていきます。
今回は習作なので最低限の確認が取れたところで終わっています。
ペットの肖像画|毛の違いで習作3
時間を置く
こちらの作品は2年以上前に描いたものに若干の加筆してみました。
お客様の似顔絵でもそうしていますが、
時間を置くことでより客観的な視点で見直すことが出来ます。
2年間の間に成長した部分もありますので、スキルの成長の確認にも役立ちます。
構造とディテール
こちらの作品作品も先程のオールドイングリッシュシープドッグと同様に形重視です。
毛の多い動物はどうしてもディテールに目が行き勝ちです。
しかし大きな流れや構造をしっかり描くことで、目に優しい仕上がりになります。
また、クッキリとディテールまで追って描くところと、
ぼやかすところの緩急をつけることで、見せたいポイントに焦点が当たります。
その辺りも意識して作画致しました。
こちらのペットの肖像画は一応の完成作品としました。
ペットの肖像画|制作過程の動画
制作過程の動画
動画再生時は音声が流れますのでご注意ください
習作|まとめ
今回のサンプル作品も含めて、毛の性質の違いに気を付けて描いています。
毛が多いの犬や、大きな犬は構造を意識し、表面の毛ばかりに気を取られてしまわない様に気を付けました。
今回はそこだけに絞って練習したと言っても良いでしょう。
構造的な土台があって、それに対して、大きな色の対比やバランスを取り入れていくのが良いかと考えています。
毛に関しても、大きな構造をしっかりと把握することで、上の毛の美しさも際立ちます。
定期的な練習は、作品の数も増やすことが出来ますし、技術の向上にも不可欠です。
今後も時間を見つけてしっかりと練習を重ねたいと思います。
ご注文について|ペットの肖像画
デジタル画で描くペットの肖像画
金額に関しては、価格表通りとなりますが、細かい点に関しては、
お客様とのご相談の上で最終的には決めますので、まずはご希望をお伝え頂ければと思います。
プレゼント品として一番喜ばれる作品に仕上がる様に、しっかりと打ち合わせさせて頂きます。
水彩画で描くペットの肖像画
こちらは、動物の水彩画のサンプル作品となります。
プランとしては『肖像画制作』の中の『水彩タッチ』になります。
ペットの作品ではありませんが、同様にご検討頂ければと思います。
今回の記事は以上です。
最期までお読みいただき
ありがとうございました!
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